【小平市】10/31からガスミュージアムで4年ぶりに展示河鍋暁斎肉筆画が公開されます!
2024年は、東京にガス灯が初めて灯ってから150年という節目の年のようです。その歴史を記念して、小平市大沼町にあるガスミュージアムでは、2024年10月31日(木)から12月25日(水)まで、特別な展示が開催されます。
メインの見どころは、明治時代を代表する絵師・河鍋暁斎の肉筆画「河竹黙阿弥 作 『漂流奇譚西洋劇』パリス劇場 表掛りの場」です。この作品は、4年ぶりの公開となり、既に注目を集めているようです。
どんな作品?
この作品は、明治12年(1879年)に上演された歌舞伎「漂流奇譚西洋劇」の一場面を描いたものとのことです。歌舞伎の舞台といえば伝統的な日本の風情を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、この作品には当時の日本に影響を及ぼした欧州文化が鮮やかに反映されています。画面の中央には、パリの劇場前で再会する男女の姿が描かれ、背景にはパリのオペラ座がイメージされています。さらに、女性が纏うバッスルスタイルのドレスは、19世紀のヨーロッパの流行を忠実に取り入れたもので、明治時代の日本が積極的に西洋の文化を吸収していたことを物語っています。この作品は絹地に描かれたもので、当時は劇場前の茶屋に行灯として掲げられていた看板絵であったとされています。一度は「作者不詳『鹿鳴館』」として紹介されていたものの、河鍋暁斎記念美術館に保存されている資料から作者が判明し、河鍋暁斎の貴重な作品として再評価されたようです。日本の伝統と西洋文化が美しく交錯するこの作品は、まさに明治の華やかさを象徴する一品ですね。
10月31日はガスの記念日!
10月31日は、日本で初めてガス灯が灯された記念すべき日、「ガスの記念日」とされているようです。150年の時を経て、ガス灯が照らした明治の風景とその輝きが現代に蘇るこの特別な展示は、過去と現在が織り成す歴史的な瞬間を感じさせてくれるでしょう。
さらに、同じ会場では10月5日から開催されている「銀座クロニクル」展も楽しむことができます。この展示は、明治から現代にかけてのガス灯の歴史とともに、銀座の輝かしい変遷を辿る内容で、ガス灯の歴史を深く知るすてきな機会となっていますよ。
11月はココフリとのコラボでコスプレイベントもあるようです。ぜひ、この機会にガスミュージアムで、東京とガス灯の150年に思いを馳せてみても良いかもしれませんね。
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